副業初心者が動画編集で稼ぐ方法 案件の種類やおすすめのソフトも

YouTubeは今や多くの人の身近にある存在。そして以前にも増してたくさんの人がYouTuberとして活躍しており、一般の方でも気軽に動画投稿ができるようになりました。そしてそのトレンドからじわじわと人気が出ている副業に動画編集があります。では一体動画編集ではどのようにして稼げるのでしょうか。

今回は副業初心者にもおすすめの動画編集について、稼ぐ方法やおすすめの理由についてご紹介いたします。合わせておすすめの動画編集ソフトもお伝えいたしますので、動画編集で副業を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

動画編集がおすすめな理由

YouTubeの人気と共に需要も増加している動画編集。ではなぜ副業として動画編集がおすすめなのか、まずはその理由をみていきましょう。

今後も動画の需要は高まる

「面白い動画がみたい」「料理を調べたい」「最新のiPhoneのレビューをみたい」など、さまざまな目的で活用されているYouTube。

Wi-Fiなどの通信環境が整ったことで動画の視聴環境も良好になり、以前にも増してニーズが高まりました。そして今後は5Gの通信環境になることで、さらに動画需要が増すといわれています。

実際に動画市場は年々伸び続けており、2019年の動画広告は前年比157.1%成長の3,184億円。そして2020年も前年比100%以上の見込みが立っています。このことからも動画市場に参入を検討している方や企業が多く、手間となる動画編集を代替してくれる人材の需要が高まっています。

初心者でも参入しやすい

動画編集は特別なスキルを必要とする副業ではなく、動画編集ソフトを利用すれば誰もができます。その点初心者や未経験者でも参入しやすいジャンルです。

まずは編集に使うソフトを扱えるようにしながら、どんな編集が好まれるかなどといったマーケティングの視点も培ってみましょう。また人気YouTuberやその動画ジャンルで視聴回数が多い動画の傾向を掴んでみるのも1つの手です。

スキルが身につくと高単価な案件が獲得できる

案件内容や求められるスキルレベルが高い案件では、1つの編集で5万円を超えるものもあります。そのためソフトを使いこなせるようになり、ポートフォリオとなる動画を作成しておくことで、高単価案件が獲得しやすいです。

プログラミングのように高度な技術を身につける必要がないため、うまく案件が見つけられれば、稼げるようになるまでのプロセスが短いといえるでしょう。

動画編集案件にはどのようなものがある?

動画を視聴する人

動画編集を仕事にする場合、どのような案件があるのでしょうか。ここではよくある3つの案件例からご紹介いたします。

①YouTube投稿動画の編集

YouTube動画で登録者数が増えれば、広告収入につながります。そのため各方面でのYouTube参入が勢いを増しています。投稿する動画は「撮影→編集→投稿」の流れで、一番手間となるのは編集作業です。

こ動画編集作業を委託しているYouTuberも多く、出始めのYouTuberには営業しやすいといえます。自ら編集代行を営業する場合は、ポートフォリオとして自分の編集技術が発信できるようにすると良いでしょう。

②ウェディングムービー制作

挙式準備で忙しいなかウェディングムービーの編集はかなり手間がかかりますが、思い出として残しておきたいものでもあります。このような場合に素材だけを提供して、編集を委託することが多いのです。

クラウドソーシングや知人からの紹介などで案件が獲得できます。またココナラのようなスキル販売サービスで依頼する人もいるため、登録しておくのもおすすめです。

③企業などのPR動画

最近ではサイト内に動画を挿入したり、PR動画を作成する企業が増えています。動画が主流になるといわれているため、PR方法も動画が推奨されていることが背景にあります。

広告代理店などに依頼すると編集だけでも費用がかかることから、クラウドソーシングなどでも案件が豊富です。最近では動画広告が増えたことから、YouTubeやFacebookのようなSNS用の広告動画の編集案件も増えています。

動画編集で稼ぐ2つの方法

動画編集で収益化するためには、主に2つの方法があります。

方法①クラウドソーシング

1つ目の方法は、クラウドソーシングです。クラウドソーシングには2つの形式があるので、それぞれお伝えいたします。

クラウドワークス・ランサーズ

クラウドワークスやランサーズは、クラウドソーシングサービスの中でも日本最大級規模。企業や個人が不特定多数の人に向けて、案件の依頼を出しています。サービスに登録している人であれば、誰もが案件に応募可能です。

登録したのちは得意ジャンルや報酬単価などから、お好みの案件に応募。発注者側が応募者のなかから依頼する人を決めるため、応募の際はスキルレベルがわかるようにもポートフォリオを用意しましょう。

ココナラ

ココナラは応募形式ではなく、依頼を待つスタイルです。スキル販売のサービスなので、動画編集スキルを売るということです。

「ウェディングムービー制作に特化」のように、特定ジャンルに絞ってスキル販売をするのも1つの手です。

ココナラは企業からの依頼もありますが、ウェディングムービーやYouTube動画編集のような一般の方からの依頼が多めである点が特徴のサービスです。

方法② 直接営業する

2つ目の方法は、直接営業することです。動画編集スキルが身についてくれば、直接営業による案件獲得もできるようになります。

例えばYouTubeに投稿を始めたばかりの人の営業するのも1つの手です。コスト面で断られる可能性もあるので、まずはお得な価格提示で営業すると良いでしょう。受注できれば今後のスキルに応じて、単価アップにも期待できます。

動画編集におすすめのソフト3選

副業で動画編集を行う人の作業風景

動画編集を始めるにあたりまず迷うところは、どの動画編集ソフトを使うかということではないでしょうか。動画編集ソフトによって使える機能や金額、PCとの相性が異なるため最適なものを選ぶことがポイントです。

ここでは広く使われている動画編集ソフトのなかから、おすすめ3選をご紹介いたします。

①Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、PhotoshopなどのツールでおなじみのAdobe社が提供しているもの。プロの動画編集者も利用している、定番のツールです。

プロが利用しているほど本格的なものなので操作や機能の難易度は高いですが、そのスキルが身につけば高レベルな動画編集ができるでしょう。

編集した動画の汎用性も高いため対応案件の域を広くしたいのであれば、初めからAdobe Premiere Proを利用することをおすすめします。その他Adobeソフトとの互換性が高い点もメリットです。

価格

月額3,480円〜

②Filmora

Filmoraは操作画面もわかりやすく直感的に動画編集ができるため、初心者にもおすすめの動画編集ソフトです。多くのYouTube動画でも利用されている点が特徴。

テンプレートもおしゃれなものが多く、手軽に本格的な動画が作成できます。本格的なレベルの高い動画編集が必要ない場合には、Flimoraを利用してみてはいかがでしょうか。

価格

6,980円〜

③Final Cut Pro

Final Cut Proは利用ユーザー数がもっとも多いといわれる動画編集ソフトです。プロのクリエイターにも利用している人が多い点が特徴。本格的な動画編集をする場合に、Adobe Premiere Proと並ぶほどのシェア率です。

Adobe Premiere Proと比較すると機能数が少ないものの、その分初心者でも使いやすくなっています。

対応OSがMacだけであり、Apple社が提供しているiMovieとの互換性があります。そのためまずはiMovieでの動画編集に慣れてから、Final Cut Proに移行するのも1つの手です。

価格

36,800円

まとめ

今回は副業初心者におすすめの動画編集で稼ぐ方法や、おすすめの動画編集ソフトをご紹介いたしました。ライティングやプログラミングほど案件数は多くないものの、今後の市場の伸びやトレンドからみても将来性のある副業です。

動画広告市場は今後も拡大見込みにあるため、これからさらにYouTubeに参入する人が増えるでしょう。また企業などのPR動画の制作需要も高まるといえます。まだ動画編集を副業としている人口は少ない傾向にあるため、将来性を見越して今のうちからスキルをつけておくと良いでしょう。

ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、副業として動画編集を始めてみてはいかがでしょうか。