プランを練っている広告系のマーケター

近年では会社員であっても副業を行い収益を上げる方も増え始め、さまざまなネット副業が出てきています。実際に副業解禁もさることながら、先進的な企業では社員の副業を推奨している企業も増加しています。そんななか副業を始めたいと考えている会社員の方も多いのではないでしょうか。しかしどんな稼ぎ方があるのか、また確定申告や開業届など副業に付随してくるさまざまなことに不安と感じている方もいるでしょう。

今回は副業を検討している会社員の方に向けて、ネット副業で稼ぐ方法をご紹介いたします。合わせて副業を行う上で欠かせない、確定申告や開業届についてもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

会社員におすすめのネット副業4選

まずはここでは、会社員におすすめのネット副業を5つピックアップしました。本業をしながらでも比較的はじめやすい事業をご紹介しますので、まずはここでご紹介する中から、検討してみるのも1つの方法です。

①Webライター

WebライターはWebサイトに掲載する文章を書く仕事です。多くの場合、企業から依頼された記事を執筆し納品することで、その対価としてお金をもらいます。ライターと聞くと雑誌などの紙媒体のイメージが大きいですが、インターネットが発達した今、オンラインコンテンツの需要が高まっています。企業はWebサイトのコンテンツに力を入れており、その分書き手であるライターが必要です。そのため今Webライターは副業としても人気が高まってきているのです。

Webライターの良いところは未経験からでも始められること。高度な文章よりもわかりやすい文章が求められるため、特別なスキルは必要ありません。そのため会社員の副業としても、参入のハードルが低いためおすすめです。なかには本業のスキルや資格が知識として必要とされる案件もあるため、そういった場合には初心者であっても有利になります。

まずはクラウドソーシングに登録して、ライターの案件がどういったものなのかを確認してみましょう。Webライターの報酬は基本的に「文字単価×文字数」です。専門的な記事の執筆が可能な場合や大量に執筆できる場合には、記事単価で受注できるケースもあります。

②ブログで広告収入

多くの会社員がすきま時間で行っている副業が、ブログによる広告収入です。Webライターを経験した方がステップアップとして参入するケースが多く見られます。ブログの広告収入には2種類「アフィリエイト」と「クリック型成果報酬広告」があります。アフィリエイトも成果報酬型広告なので、成果の発生に応じて収入が得られます。

ブログで収入を得るためには、多くのユーザーをブログに誘導する必要があり、SEOのスキルが必要となります。ライティングがメインになるので、ライターと兼業している方も少なくありません。ブログは地道な積み上げが必要なため、すぐに収益化することが難しい傾向にあります。しかし軌道に乗ればブログの運営を放置していても一致の収入が得られる点が魅力的。そのためSEOのスキルを身につけながら、諦めずに続けていくことがポイントです。

③せどり

せどりは定価より格安で仕入れたものに利益を上乗せして販売することです。例えば冬の時期に家電量販店で在庫処分のため格安で購入した扇風機を、夏の需要が高まる時期に定価〜定価以上の価格で販売。そうすることで上乗せした金額が利益になります。

せどりは在庫を抱えることになるので、売れなくなってしまっては在庫を抱えたまま赤字になってしまいます。仕入れるものの需要と供給のニーズを見極めて、うまく販売することがポイントです。販売プラットフォームとしてはメルカリやヤフオクのようなフリマサービスだけでなく、大型ECプラットフォームであるAmazonも活用できます。

④投資

投資は昔から会社員に人気の副業。近年は仮想通貨のような、新しい手法の投資も登場してます。そのほかにも従来のような株式投資やFX、不動産投資も今でも人気ですね。投資はリスクが大きい分、成功した時のリターンが大きいです。

また株式や仮想通貨などはレバレッジをかけられるため、初期費用が少なくても大きく儲けられる可能性があります。また不動産投資も家賃収入などにより、安定的な利益を生み出せるとして人気の投資方法です。ある程度まとまった資金を用意できる場合には、時間をとるのが難しい会社員でもおすすめの副業の1つです。

副業をしていたら確定申告が必要?

副業について調べていくと、確定申告が必要かどうかについて気になる方が多いかもしれません。ここでは確定申告とは何か、副業をしている会社員に必要なのかという点についてお伝えしていきます。

確定申告とは

確定申告とは前年1年間の所得を税務署に報告し、所得に応じて必要な税金を納付するために必要な手続きです。前年1/1〜12/31の所得をまとめて、翌年の2/15〜3/15の間に申告と納税をします。会社員であれば年末調整や源泉徴収を会社が代行してくれます。そして納めるべき税金があらかじめ天引きされて給与として振り込まれるため、確定申告をする必要がありません。しかし副業とはいえ個人で事業を営む場合には、欠かせない事柄です。

副業の場合年間20円以上稼いだら確定申告必須

副業をしている会社員の場合、副業での所得が20万円以上であれば確定申告をする義務があります。所得とは収入から経費を差し引いた残りの額。副業を始めるために購入したPCやタブレット、副業における交通費や交際費などが発生した場合には経費として計上できます。

つまり副業で得た報酬からそれらの経費を引いてもなお、20万円以上のお金が残る場合は確定申告をしなければなりません。

確定申告で会社に副業がバレる?

会社員が確定申告において心配なのは、副業が会社にバレるかどうかという点ではないでしょうか。そもそも会社の決まりで副業が禁止されている場合は、原則副業をするのは禁止です。しかしそれでも会社に黙って副業をしている人が多いのが実情です。結論、基本的には確定申告で会社に副業がバレることはありません。

しかし確定申告により翌年6月から住民税が値上がることで、会社から勘付かれる可能性はあります。例えば同じ給与のAさんとBさんがいた場合、所得は同じであるため住民税は同じになります。しかしBさんの方が住民税が高い場合は、会社以外での所得があることがわかってしまうため、副業をしているのではという結論に至るのです。

これを回避する方法としては、確定申告の際に住民税を「自分で納付」するよう申し出ること。しかしそれでも役所のミスで変更できていなかったり、まれに確定申告後の「特別徴収税額決定通知」のような書類が会社に届いてしまう場合もあるので注意しましょう。

副業を始めたら開業届は出すべき?

確定申告と合わせて気になるのは開業届の提出有無についてでしょう。ここでは副業において開業届の提出が必要なのかについてお伝えしていきます。

開業届とは

開業届を出すことで、事業をしている個人として税務署に認定されます。つまり開業届を出す=個人事業主になるということです。営利目的で事業を始めた場合は開業届の提出義務がありますが、出さなくても罰則はありません。そのため副業を始めるからといって必ずしも開業届を出す必要はないということです。

開業届を出すメリット・デメリット

提出の義務がないため、開業届を出すメリットやデメリットを踏まえてその提出を検討する方が多いです。ここでは開業届を出すメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

メリット

・節税効果がある

・事業用の口座がつくれる

節税効果があるという点が大きなメリットです。副業でも所得が年間20万円以上の場合は、確定申告をして後から納税しなければなりません。しかしある程度の稼ぎがある場合は個人事業主となることで、納付すべき税額が控除されます。そのため副業での年間所得が一定あり納付する税がかなりの負担となっている場合は、開業届を出すことで「青色申告」が可能となり、税が軽減されます。

デメリット

・失業保険が受けられなくなる

・確定申告の取り締まりが厳しくなる

一方で個人事業主となることで会社以外にも収入源があるということから、退職した際の失業保険が受けられなくなります。事業での利益がない場合でも同じですので、今後退職をして失業保険を受ける可能性がある場合には、安易に開業届を出さないほうが良いでしょう。

開業届で会社に副業バレる?

開業届を出したからといって、税務署が会社にその旨を通知することはありません。そのため基本的には会社にバレません。開業届を出すか否かは副業でどれだけの稼ぎがあるか、退職後失業保険を受けなくても問題ないかといった観点から、提出を決めると良いでしょう。

まとめ

今回は会社員がネット副業で稼ぐ方法から、確定申告や開業届についてお伝えしてきました。副業を始める会社員は近年急増しており、そして今後は働き方改革もあり、副業が世間的に認められる時代になってくるでしょう。働き方の多様化といった面でも、会社員にさまざまな可能性が広がるのが副業の魅力です。転職や独立、スキルアップを目的として副業をすることで、働く目的がさらに明るくなるでしょう。副業を検討している方は今回ご紹介した確定申告、開業届なども含めて理解した上で、最適な副業をみつけてみてください。