アプリやクラウドを活用したオンライン会議が、2020年から急速に普及しています。次々にリリースされているツールのなかから、いま特におすすめのアプリを4つピックアップしました。
すでにwebで会議を行っている人もいるかもしれませんが、アプリにはそれぞれに特徴や強みがあります。今までよりもさらに使いやすいものがないか、ぜひ探してみてください。
オンライン会議用アプリの選び方
働き方改革やテレワークが広まるにつれ、オンライン会議向けのアプリも増えてきました。そのため、オンラインでミーティングをするなら用途や組織に合ったツールを選ぶことが大切。特に注目したいポイントは、次の通りです。
- アカウント登録の有無
- 参加できる人数
- セキュリティ対策
それぞれの項目について、詳しく解説します。
アカウント登録の有無
アプリのなかには、アカウント登録をしなくても使えるものがあります。特に商談に活用する場合は、手間をかけずに参加してもらえるのが理想的。参加者はURLをクリックしたり、コードを入力したりするだけで会議にアクセスできるものが便利です。
また、インターネットに弱い人がいる場合や大人数で会議を開くときも、簡単に参加できればスムーズにミーティングをはじめられますね。
参加できる人数
会議に参加できる人数の上限は、アプリや料金プランによって異なります。会社に所属している人の数や、ミーティングの規模を必ず確認しておきましょう。
もし参加人数が分かりづらいセミナーや研修に使うなら、人数無制限のものを探しておくと安心ですよ。
セキュリティ対策
ビジネスで活用するツールは、セキュリティへの配慮を忘れてはいけません。画面や資料の共有ができるアプリは便利ですが、インターネット上で情報が自分の手を離れるというリスクもあります。そのため、どのようなセキュリティシステムが備わっているのかを必ずチェックしてください。
具体的には、データの暗号化システムやアクセス制限の有無を確認します。情報漏えいの対策がきちんと取られていて、信頼できるアプリを選びましょう。
おすすめのオンライン会議用アプリ4選
ここからは、いよいよオンライン会議におすすめのアプリを4つご紹介します。今回は、無料版での機能を中心に比較を行いました。ぜひ、ミーティング用ツールを選ぶときの参考にしてください。
Zoom
ビデオ通話アプリとして、高い知名度を誇る「Zoom」。ビジネスシーンでも多くの人に選ばれているため、web会議に馴染みのない人でも気軽に使えるのが魅力です。
ホストがURLを共有すれば、ゲストが会員登録をしなくてもミーティングに参加できます。また、無料ライセンスでも最大100人まで招待できるので大人数での会議にもおすすめ。そして、録画や録音、参加者のグルーピングなど会議に便利な機能が多数搭載されているのも人気の理由です。
しかし、無料版の場合は3人以上で会議を開くと40分の時間制限が設けられるので注意してください。もっと時間が欲しい人は、有料ライセンスの取得を検討しましょう。
Webex Meetings
「Webex Meetings」は、世界中の企業から選ばれているオンライン会議用アプリです。性能はZoomによく似ており、URLを共有すればゲストが会員登録をする必要がありません。無料版でも100人まで参加でき、料金によっては無制限まで引き上げられます。
会議をするうえでの機能も、Zoomと同じくらい充実しているのが魅力。異なる点といえば、アンケート機能が搭載されているところです。反対に、背景をぼかしたりバーチャルにしたりといったことは対応していません。この2点に注目すると、組織に合ったアプリを選べるでしょう。
Google Meet
「Google Meet」は、パソコンからであればアプリをインストールしなくても会議を開けるのが魅力。ホスト・ゲストともにアカウント登録が必要ですが、Googleのアカウントを持っている人は多いので負担は少ないでしょう。
さらに、アカウント登録の際にGmailのアドレスを設定しておくと、無料版でも24時間ビデオを繋げられます。もちろんGmail以外でも登録は出来ますが、無料ライセンスだと1時間の時間制限があるので注意してください。
また、カレンダーをはじめGoogleの提供するサービスと連携できるのも強みです。カレンダーに次回の会議予定を入れておけば自動でURLが作成されるので、参加者への連絡の手間も削減できますよ。
Skype「Meet Now」
音声コミュニケーションアプリとして知られるSkypeからは、オンライン会議用に「Meet Now」というサービスが展開されています。こちらはホストも参加者も、アカウント登録なしで使える手軽さで人気。アプリのインストールすらも必要のないwebアプリなので、簡単に導入できます。
機能面もシンプルなので、ビデオ通話や画面共有など最低限の機能で会議ができればいいという人におすすめ。また最大参加人数は50人なので、少人数での会議に向いているといえます。
オンライン会議には用途に合ったアプリを!
アプリを使ってオンラインで会議をする機会は、今後ますます増えていくことが予想されます。人数や用途にマッチしたツールを見極めて、ビジネスに活かしてくださいね。