
不用品の処分のために、メルカリやラクマをはじめとするフリマアプリやサイトを利用したことがある人は多いでしょう。これらのサービスはオンライン上で簡単に取引ができるので、特に引越しや大掃除の際には便利です。
フリマアプリは「不要なものを売ってお金になるならラッキー」といった感覚で利用している人がほとんどでしょう。しかし昨今では「不用品を販売し稼ぐ」といった目的でフリマアプリを活用している人も珍しくありません。
ここでは不用品販売で稼ぎたい人におすすめのフリマアプリやサービス、活用して稼ぐ方法、売れるためのポイントなどをご紹介します。
これらのサービスを活用し、副業としてお金を稼ぎたい方は参考にしてみてください。
不用品販売は利益率100%
不用品販売はそもそも自分が「必要として使っていたもの」なので、もちろん仕入れ値は0円。つまり売れた場合は、100%が自分の利益ということになります。
「自分ではもう使わないけど、壊れてないし捨てるのは勿体無い…。」といった品々は各ご家庭に、いくつもはあるでしょう。
そういった場合に一般的に活用されるのがリサイクルショップ。しかしリサイクルショップに持っていくと、購入額を大きく下回るケースが多い傾向にあります。
実際、高かったものほど、安値で買い取られると「まだ使えるし綺麗なのに…。」と損した気持ちになりますよね。
一方で発送の手間や手数料を加味したとしても、フリマアプリで売った方が断然利益率が高いので、お得に取引が可能です。
またリサイクルショップは買取側の裁量で価格が決まりますが、フリマアプリは価格を決める裁量は自分にある点が特徴。状態が良いものほど、正規の価格で買い取ってもらえる確率も上がります。まだ使えるものを売るのであれば、利益率は高い方が嬉しいですよね。
さらに状態が良いものが高値で売れるというケースだけでなく、「自分が今持っている品物に価値がついた、相場が高騰している。」なんて場合も高値で売れる可能性が高いでしょう。
家に眠っている不用品といえ、中には、それを探し求めている人もおり、実際に高価格で取引されることも珍しくありません。
おすすめフリマアプリ・サイト
リサイクルショップのように取引先を1つに絞るより、売りたい品物がいくらで取引されているか相場を確認し、より高く売れる方に使い分けて販売することがポイントです。またフリマアプリ・サイトで稼ぐ方法といえます。
ここでは、メルカリ・ラクマ・ヤフオクの特徴をみてみましょう。
①メルカリ
取引スピードの速さとユーザー数が特徴のメルカリ。
メルカリが2018年に公開した取引データによると、5年間で取引された回数は2.8億回。時間あたりに換算すると、6,400回/1時間という計算になります。
またスマートフォンで手軽に出品できるので、初めての方でも簡単に出品できるのもポイント。
さらに「らくらくメルカリ便」といったメルカリの発送に特化したサービスがあり、配送の手間が減らせる、匿名配送できるといったメリットがあります。
②ラクマ
メルカリ同様、簡単に出品できるので初めての方でも取引しやすいラクマ。
しかしメルカリほど集客力がないので、取引スピードでみると「すぐ売れる」というよりは「緩やかに売れていく」印象です。
販売手数料はメルカリよりも安いので、取引スピードよりも利益率を重視する方はラクマがおすすめです。
③ヤフオク
売れた瞬間にお金が入るのが最大の魅力のヤフオク。
またメルカリやラクマと違い、送料を相手負担にできる点も特徴。オークションなので、価格設定がわからない場合でも勝手に相場付近の価格で取引され、利益が出やすい傾向にあります。
売れやすい不用品とは
それではフリマアプリで売れやすい不用品は何でしょうか。せっかくなら売れやすいものを出品したいですよね。
ここでは、まず参考に2018年にメルカリが公開したデータを見てみましょう。
▼流通総額順
1位 レディース(アパレル)26.2%
2位 エンタメ 18%
3位 メンズ(アパレル) 16.9%
4位 家電・スマホ・カメラ 7.8%
5位 コスメ 7.1%
6位 レジャー・スポーツ 5.7%
7位 ベビー・キッズ 4.8%
8位 その他 13.5%
(引用:https://about.mercari.com/press/news/article/20180702_mercarinumbers/)
アパレル系は流行に伴う買い替えや、成長に伴うサイズ変動もあるため、ずっと同じものを持ち続けている人は多くはありません。そのため、フリマアプリ・サイトでの流通が多い傾向にあります。着用可能な状態であれば売った方がお得ですよね。
また最近では入手困難なブランドものをフリマアプリで売るために購入している人も増えてきました。エンタメではアイドルなどのグッズや漫画、CDのような娯楽品が多い傾向にあります。
さらに購入する側は家電・スマホ・カメラやレジャー・スポーツ用品のような高額なものでも、新品にこだわらないのであれば、フリマアプリの方が安く手に入ります。また買いに行く手間も省けるので、一石二鳥。
他にも、長期的に使わない、試しに使ってみたいといった場合には、新品を高額で買うよりもフリマアプリでお得に手に入れた方が安心です。このように人々はさまざまな目的で品物を売ったり、買ったりと取引が行われています。
そのため「こんなもの売れないんじゃないか」といった商品でも出品してみる価値はあるでしょう。まずは流通量の多い品物から、売っても良いものを探す方法がおすすめです。
加えて、意外と売れる不用品も合わせて、ご紹介します。
・ブランドショップの箱や紙袋
・使いかけの化粧品セット、化粧品サンプル
・電子機器のジャンク品
・学習教材や参考書
一見「本当に売れるの?」と感じるかもしれません。しかし箱や紙袋、使いかけの商品のように、1つだけだと価値がないものでも、数があることで売れやすくなります。
不用品を仕入れるのもおすすめ
本格的にフリマアプリ・サイトで商品の売買を行い事業化していく場合、手持ちの不用品だけではまかなえません。本格的に稼ぎたい場合は、不用品を仕入れてみましょう。
「不用品を仕入れて高値で販売するのは抵抗がある…。」といった方もいるでしょう。しかしオンライン上にはその商品を探している人もいるのです。
その人が店舗を回り買いに行く手間を考えたら、フリマアプリで探して購入した方が楽ですよね。その人が探しているものを、すぐに取引できるのであれば、それは誠実なビジネスといえるでしょう。
もちろん状態の悪い商品を高値で売りつけたり、嘘の情報を載せて購入させるのは厳禁です。お互いが気持ちよく取引できれば、不用品を仕入れて販売するのも1つの手です。
参考に不用品を仕入れる方法を2つご紹介します。
①リサイクルショップで仕入れる
状態が良いものでも、リサイクルショップであれば相場よりかなり安く購入でき、そういった品物はフリマアプリでリサイクルショップ以上の価格で売れます。そのためリサイクルショップを回って、売れそうな品物を購入してみましょう。
もちろん利益は購入額にいくら上乗せして売れるかで決まります。
②ジモティー
リサイクルショップとは違い、0円で出品されている場合が多いのが特徴。
こういったサイトに不用品を載せる人は「大型家具なので処分にお金がかかる」といったケースの人が多い傾向にあります。
高価なものは有料で出品されている場合もありますが、無料のものを手に入れてフリマアプリで売れた場合、利益率は100%です。
ただし「転売目的」で譲ることに抵抗がある人もいるので、無料とはいえ慎重に取引しましょう。
実践すべき、売れるためのポイント
何も工夫せずとも売れてしまっては、みんながみんな儲けられてしまいますよね。不用品販売で稼ぐ人は、少なくとも売れるためのコツを掴み実践しています。
ここでは、そういった売れるためのコツやポイントをご紹介いたします。
ポイント① 相場を知っておく
メルカリやラクマのように、自分で価格設定をする場合は、相場を知らずに価格を設定すると勿体無いです。
相場より高く売っている場合は、相場付近で出品している同じ商品ばかりが売れ、相場よりも安く売った場合は、本来よりも損してしまいます。
そうならないためにも、メルカリやラクマの場合は、SOLD商品の価格を確認がおすすめ。こうすることで、相場を確認し最適な価格を設定できます。
またヤフオクの場合はオークファン(https://aucfan.com/)を活用すると適切な相場を把握できます。
ポイント② 出品画像を工夫する
特に洋服の場合に当てはまるのですが、タンスに入れっぱなしのシワシワの服を載せるとします。それを見たユーザーはその商品がいくら安くても買う気にはなりませんね。
ユーザーの目に付く1枚目の画像は、通販サイトや公式サイトに載っている画像を起用すると良いでしょう。ただしあなたが出品する状態の写真もきれいな状態のものを載せましょう。
1枚目の画像だけでなく、商品全体がわかる写真を色々な角度から載せることで購入者側からの信頼性も上がり、購入に繋がりやすいのです。
ポイント③ 出品物をきれいな状態にする
どんなに安くても、汚い品物は買いたくないですよね。特にメルカリやラクマは出品者の評価を見て、購入を決める方もいるので、低評価にならないようきれいな状態の品物を取引しましょう。
逆に言えばクリーニングしたらきれいになる品物は、安く買い取ってきれいにした上で再出品することで高く売れる可能性もあります。
ポイント④ 相場よりも少し高い価格に設定する
メルカリやラクマは値引きの文化が根付いているため、購入検討者は高確率で値引きをしてくるでしょう。
値引き交渉がダメになった場合は、購入をやめるケースも少なくありません。そのため最初から相場よりも高めに設定し、値引き交渉を受け入れることで、お得感があり低評価もつきにくくなります。
ポイント⑤ 適切な出品時期を見極める
全ての商品がどの時期も一定の価値があるとは限りません。
例えば扇風機の購入需要は夏ですね。扇風機の購入を検討する人が多くなる夏に、相場よりも少し高めで出品した場合でも、売れる確率が他の時期に比べてグンと上がります。
このように季節やイベントなど、一定時期に需要がある品物は、適切な販売時期を見極めることが、高く売れるポイントです。
まとめ
不用品で稼ぐ方法をご紹介してきました。
実は家に眠っている不用品は宝の山なのです。まずは今回ご紹介したポイントを参考に、家にある不用品を実際に売って、コツを掴んでみましょう。
取引率が高くなり本格的に稼ぎたい場合には、不用品を仕入れて適切な取引で稼いでみるのもおすすめです。